「龍王の瀧」改修工事にあたり、ご賛助をお願い申し上げましたところ、多くの方々から多大なるお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。ここに、改修工事が完了しましたことをお知らせ申し上げます。
「龍王の瀧」は、修行の霊場として、信徒の皆様の心の支えとなってきました。中興開山の祖である承進院日護聖人が、御瀧を再構築してから、百五十年余り経過いたしました。この間に、龍水を吹き出す「青銅の龍」の鋳物が老朽化し、各所に無数の穴が開く状態になり、改修する運びとなりました。
龍像を設計・鋳造・設置に携わった方々にもお礼を申し上げます。皆様のお力で、当山にふさわし「龍王の瀧」となりました。
今後も、霊場「龍王の瀧」を中心に、最上様・八大龍王様をお祭りする寺として、皆様が集い、愛されるお寺になるよう精進してまいります。
皆様のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、「龍王の瀧」落慶法要は、後日執り行う予定です。
来年(令和6年)は、辰(龍)年です。龍泉寺にとりましても、龍年の年賀は特別の思いがあります。初詣には、龍泉寺にお越しください、お待ちしています。1月1日から15日までは、随時ご祈願をお受けしています。新年の誓いを立てられるのも良いのではと存じます。
御火焚大祭 2023
お祭する神様にお祈り(初日の1回目:午前11時頃)
加持祈祷を受ける参拝者(初日の1回目)
12月9・10日の二日間、恒例の御火焚祭(おひたきさい)が行われました。
御火焚祭では、一年間お祀りしたお札・お守り、役目を終えた塔婆などを焚き上げ、火の持つ霊力で家内安全、無病息災などのお願いをします。参拝された方々の願い事を、八大龍王様、最上様、鬼子母神様、三面大黒様に祈願いたします。
日蓮宗の経本全巻を頭上に頂く参拝者
役目を終えたお札・お守りや塔婆等をお祓い
午前11時前から初日1回目の御火焚法要が拝殿で行われました。参拝者には加持祈祷があり、日蓮宗の経本全巻を頭上にいただき、参拝者お一人お一人を祈願いたしました。法要後、拝殿西側の境内に移動し、行者衆が、役目を終えたお札・お守り・塔婆などをお祓いし清めました。
燈明の御神火を護摩壇の松葉に点火
護摩壇に投入された役目を終えた塔婆
燈明(とうみょう)のご神火を青竹の先に巻いた“さらし布”に採火し、拝殿の西側に用意された護摩壇の松葉に火を移しました。役目を終えた塔婆が、護摩壇に投入されました。
燃え上がる塔婆(初日1回目の焚上げ)
燃え上がる護摩壇(初日最後の焚上げ)
初日の午後9時から、この日最後の法要と御焚き上げが行われ、護摩壇の火は、2日目と続きます。
今年は、コロナウイルスが小康状態で推移し、日常の生活が戻ってきました。来年は「龍」年です。皆様にとって良い年であることをご祈念します。
2023/12/10
身代地蔵尊祭 2023
10月15日(日)午前10時30分から、340回忌の身代地蔵尊祭が行われました。多くの信者さんの参列を得て、祭主の先導で、身代地蔵尊に世界平和・国土安全・家業繁栄・五穀豊穣・家内安全・心願成就など祈願いたしました。
身代地蔵尊のお社で行われた身代地蔵尊祭
祭主と身代地蔵尊
身代地蔵尊の右側の小さな社に、貞享年間(1684-1687年)に、この地にお祀りした身代地蔵尊を安置しています。現在の身代地蔵尊とお社は、1983年に新しく建立されました。(参照:身代地蔵尊の由来)
加持祈祷を受ける参拝者
身代り地蔵尊祭の参拝者
龍泉寺の身代地蔵尊は、この地を永きにわたり災難から護ってこられた「身代地蔵様」です。読経を終え、参拝の皆様へ加持祈祷が行われ、功徳が授けられました。
浄行菩薩のお社前で行われた浄行菩薩祈願会
お祭りしている浄行菩薩
身代地蔵尊祭の法要の前の9時30分から、浄行菩薩のお社の前で浄行菩薩祈願会が行われました。浄行菩薩に祈願し、菩薩をお洗いすることで、清められ、身の病、心の病を取り除いてくださる菩薩様です。
境内のイロハモミジが色づき始めました。龍泉寺の敷地に二千本のイロハモミジを植栽しています。紅葉のシーズンは11月です。皆様のお越しをお待ちしています。
2023/10/15
お滝祭り 2023
龍泉寺の夏季大祭「お滝祭り」が7月23日(日)午前10時30分から行われました。約百五十年の歴史を持つ「お滝祭り」ですが、この3年間はコロナウイルス禍で、規模を縮小し、一般参拝者を制限して、実施してきました。
お滝祭本祭(拝殿)
本殿に安置された御神輿
最上本山 龍泉寺は、最上位経王大菩薩(最上様・お稲荷さん)・八大龍王(水の神様)・鬼子母神(子供の守り神)・三面大黒天をお祭りしています。お滝祭りの時は、神々が本殿に安置しました御神輿にご降臨されます。
祭主と近隣の日蓮宗住職により、世界平和・国土安寧・五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・身体健全などをお祈りしました。
御神輿の出発に際し行われる法要
龍王池に向かう子供だんじり
神々を乗せて龍王池へ御幸する御神輿
八大龍王の御神体である龍王池で「生き物の精霊」に感謝の祈り
今年は、子供だんじり、八大龍王の御神体である龍王池への御幸も復活させました。生き物の霊への感謝を込めて龍王池に若鯉を放流する放生祭に代えて、龍王池の堤防から「生き物の精霊」に感謝のお祈りをいたしました。
御滝本殿へ御幸する御神輿
御神酒と塩で心身と御滝を清める先駆け
御神輿は、御滝本殿に奉安され、祭主と行者衆により滝入祭の法要が行われました。先駆け衆が、御神酒と塩で心身と御滝を清めす。
御神体と共に御滝に入り御利益を授かる
天蓋を外した御神輿は滝の周りを周回
長年にわたりお勤めされた方が御神体を持ち滝入りし、御利益を授かりました。天蓋をはずした2基の御神輿は滝の周りを周回します。
滝に打たれる御神輿
祈願旗(流し札)を流し尽くした御神輿
お滝祭りのクライマックスです。御神輿は滝に打たれ、願主のお名前を書いた祈願旗が清められ滝に洗い流されます。願主の願い事は、神に届けられました。お滝祭りの写真撮影のために、多くのカメラマンが帰ってきました。
今年も、「吉備路ロマン無料循環バス(予約不要・乗降自由)」が、7月22日(土)~9月18日(日)間の土・日・祝日に運行されます。このバスは、岡山駅西口発で、龍泉寺にも立寄ります。
8月中旬は、湿地のサギソウが見頃です。8月下旬から9月は龍王池堤防に群生するオミナエシが楽しめます。
リンク:吉備路ロマン無料循環バスのコース・時刻表案内
2023/7/23
八大龍王祭 2023
龍泉寺の春季大祭「八大龍王祭」が4月16日(日)に執り行われました。今年は、コロナウイルスが沈静化し、4年ぶりに多くの方々の参列をいただきありがとうございました。
八大龍王大宝塔の前で行われた八大龍王祭
八大龍王祭の参列者
今年も祭式に先立ち、八大龍王の御神体である龍王池の堤から、備前長船名刀太鼓の奉納演奏がありました。10時30分から法要が始まり、祭主の先導で、世界平和・国土安全・家業繁栄・五穀豊穣・家内安全・心願成就など祈願いたしました。
八大龍王祭の参列者(仮設の参列者席で)
加持祈祷を受ける参列者
八大龍王は、生命の源泉である"水を司る神様″です。八大龍王様は、人々の願いにあわせて、奇瑞(きずい)を現し、八つの異なる姿に変化(へんげ)し、お救いになります。 八大龍王様から慈悲を授かった行者衆が、参拝された方々に加持祈祷を行いました。
祭事に先立ち奉納演奏された名刀太鼓
新緑が美しい「もみじ坂」
新緑のシーズンです。5月中旬から下旬はトキソウが見頃です。ハッチョウトンボも飛びはじめます。自然散策をかねてお参りください。お待ちしています。
2023/4/16